色の彩度:色彩の属性




色彩の3つの属性のうち、彩度は色の鮮やかさを示します。様々にある色の中で最も彩度が高いのは3原色と、それを基にして作られる二次色です。これらの色はいづれも、プリズムを通した虹の色として現れるものです。

反対に、黒やグレーは色味を含まないので、彩度のない色、つまり無彩色といわれます。

彩度の高い色は、赤、黄、青を含むほかの色と混色することによって次第に彩度が低くなります。また、黒や白と混色することによっても彩度は低くなります。

次の図は、レッドについて、彩度の高い色から次第に彩度を低くした色まで連続的に示したものです。



色相と明るさを固定したまま、次第に彩度が低くなっていく様子がわかります。彩度をゼロに近づけるとグレーになります。グレーはまた、ニュートラルな色と呼ばれます。

次の図は、スペクトル上の色について、彩度の高い色から彩度の低い色への移行を示したものです。どの色も、最後には無彩色たるグレーになっています。



彩度にもバロメーターとなる数字があります。マンセル・カラーシステムでは、無彩色をゼロとし、彩度が高くなるにしたがって数値を上げていく方法がとられていますが、上限はそれぞれの色によって異なります。もっとも数値の高い色はレッドで、最大値は14に設定されています。

水彩絵の具の個々の色にも、固有の彩度があります。参考までに彩度の分布を示してみました。いづれも、市販の絵の具の彩度を示したものです。(鈴木輝実の資料を参照)


高彩度
ウルトラマリン
オレンジ
カドミウムイェロ カドミウムレッド
コバルトブルー
パーマグリーン
レモンイェロー セルリアン
クリムソンレーキ
イェローオーカー ヴィリディアン
サップグリーン
プルシャンブル
低彩度 バントアンバー





       


                東京を描く水彩画TOP色彩