額縁とマット


仕上がった水彩画作品は額縁に収めることによって、人の鑑賞に耐えるものとなります。どんな額縁を選ぶかによって、作品はいっそう輝きを増す場合がある一方、ミスマッチな額におさめると台無しになりかねません。

キャンバスに描いた油彩作品は、重厚な額縁が似合う場合が多いのですが、水彩画の場合には、すっきりしたデザインのシンプルなフレームのものがよいようです。また、油彩作品では、フレームがキャンバスにぴったり接するようにはめ込みますが、水彩画の場合には、作品より大きな額を選び、余白にはマットをあてるようにします。

小さい作品は余白をたっぷりとったほうが見栄えがよくなります。作品が大きくなるに従い、余白の部分を相対的に少なくしたほうが、結果がよいようです。

マットの色は、白かごく薄い色彩のものにしましょう。マットにラインをひいて、作品を囲むようにする人もいますが、慎重にやらないと、作品のイメージを悪くします。

既製品の額縁には様々なものが市販されています。水彩画にはデッサン額とよばれるものが適しています。




        デッサン額サイズ表
        

呼称

サイズ(mm)

インチ判

254×203

八切判

303×242

太子判

379×288

四切判

424×349

大衣判

509×394

半切判

545×424

三三判

606×455

小全紙判

660×509

全紙判

727×545

大判

850×660



水彩画の保存


水彩画は額に入れた状態で保存するのが理想ですが、数多くの作品をすべて額に入れるわけにもいきません。

さいわい、油彩がとちがって、水彩画の支持体は紙ですので、キャンバスのようにかさばることもなく、効率よく保存できるのが強みです。

保存する上での最大の敵は、光線と湿気です。光線に長くあてておくと作品は褪色しますし、湿気はカビが生える原因となります。暗くて乾燥した場所に保存しましょう。

保存のポイントは、板に挟んで寝かせておくことです。あなたがベッドを使っているのなら、ベッドの下に寝かせておくのが、一番手っ取り早いやり方です。(ねずみはサイジングのきいた紙が好きですので、かじられないように気をつけましょう)これだと、相当大きな作品でも、かなりの枚数が保存できます。小さな作品なら、クリアファイルに挟んでおくのもよいかもしれません。





       

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水彩画作品の額装と保存