WATERCOLOR −水彩画:画材・技法・アーチスト |
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Colormixing 混色テクニック |
水彩絵の具の混色のテクニックについて紹介します 水彩画マニアの人には、パレットに沢山の色を用意しているほか、手許にもその他の色を準備して、必要な色をそのまま画面に塗っている人をよく見かけます。しかし、それはあまり褒められるものではありません。必要最小限の色を混ぜ合わせる(混色する)ことで、思い通りの色を生み出すほうがスマートなやり方です。実際、プロのパレットは、意外と少ない色で構成されているのです。 理論上は、赤、黄、青の三原色を混ぜ合わせることで、どんな色でも作ることができます。三原色のすべてを混ぜると黒やグレーになり、その他の色も三原色のどれかを組み合わせることで作ることができます。白だけは、水彩紙の地をそのまま生かします。つまり、何も色を塗らないことで、白を表現するわけです。 とはいっても、実践上は三原色だけでこと足りるというわけにもいきません。色には温度というべきものがあって、同じ青でも、暖かい感じの青と、冷たい(寒い)感じの青があります。そこで、普通はパレットに、寒暖六通りの原色を用意することになります。それに多少の中間色を加えれば、どんな色でも表現できます。 ここでは、どんな色を組み合わせれば、自分の意図する色が作り出せるか、混色のテクニックの要点を説明します。 混色の基本色 黄色と青の混色・グリーンの作り方 青と赤の混色・紫の作り方 赤と黄色の混色・オレンジの作り方 補色同士による混色 グレーと黒の作り方 イェローオーカーの使い方 バーントアンバーの使い方 バイオレットの使い方 |