WATERCOLOR
 −水彩画:画材・技法・アーチスト
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乾いた筆で描く:水彩画彩色テクニック

 
筆は通常水で濡らして使うものですが、場合によっては、乾いた筆に絵の具を塗って、そのまま紙に色をおくこともあります。絵の具の水分が少ない時には、筆の毛先と水彩紙のでこぼこの表面が重なり合って、けばけばしい印象の、独特の質感が得られます。

冬枯れの木の枝先の部分を描くときなど、乾いた筆で描くと効果的です。その場合、絵の具は水でとき、それを乾いた筆に含ませ、その筆先を指でこすりつけるようにするとよろしい。



これは、冬枯れの木立を描いたもの。まず、幹と枝を描き、枝先の部分に絵の具を含ませた乾いた筆をおき、その筆先を指で押すようにして着色します。ふわっとした、いかにも冬れの枝先の印象が生れます。

  
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