WATERCOLOR
 −水彩画:画材・技法・アーチスト
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直線と曲線:水彩画の構図

 
画面を構成する重要な要素には、水平線と垂直線のほかに、直線と曲線という対立軸があります。直線は、画面をシャープに分割しますが、曲線は動きを持ち込みます。曲線と直線を巧みに組み合わせることで、画面に多彩な表現を施すことができます。



これは桜並木を描いた拙作。波木道を直線的にではなく、曲線的に描くことで、画面にリズム感が生まれます。その曲線的な並木道沿いに、樹木の垂直線を、不揃いに配置することで、巧妙なバランスを齎すことができます。同じ間隔に並べては、かえってうるさく感じるものです。



これも拙作。水の流れの方向と、橋の欄干部分に曲線を使いました。その曲線が、橋の土台部分の直線と組み合わさって、全体としてバランス感が生れています。

  
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